# 062
私は愛と憎しみの世界の住人だ |
歌詞の中で最も強調されていたことは環境問題についてだと思う。 環境が壊れること、それは地球の崩壊を意味している。環境すなわち大気や水、土壌成分は直接的にも間接的にも生体内に取り込まれ、健康に影響を与える。特に水質汚濁は重要な問題である。水は、地球に住んでいるすべての生物の”源”である。私たちの体もその6割以上が水分で、できており、日常生活はもちろんだが、農業や工業用水、水力発電など色々な方面で利用されている。この大切な水が、水を利用する人によって汚されることがあり、そのことを水質汚濁という。 水質汚濁が進んでいくと豊かな水に恵まれていた川でも、魚や貝なども住めなくなってしまいます。さらに汚濁が進むと、悪臭などを発生し、日常生活にまで悪い影響を及ぼすようになり、最後には「死の川」になってしまう。また、有機水銀やカドミウムなどの有害物質で汚染された魚や農作物を長い間食べ続けると、徐々に健康が害されることが知られている。 このように、水質汚濁とは、水を利用する人が原因で起こり、水を利用する人に被害が及ぶということになる。 また、オゾン層破壊も深刻な問題となっている。歌詞の中にも出てくるヘアスプレーなどに使用されていたフロンによってオゾン層に穴があき,今までオゾン層が大部分を遮っていた太陽からの紫外線を通しやすくなってしまう。紫外線は生体にとって有害なものであり、人では皮膚がんや白内障の増加などの健康影響が見られ、このほか動植物の育成阻害といった生態系への影響もある。 このような環境問題を解決するには地球に住む私たちひとり一人が気をつけていかねばならないと思う。この歌詞の中ではもうどうでもいい世界と言っているが、それでは何も変わらない。国際的にも運動が高まっている今こそ、そんな大きな改善にはならないかもしれないが、省エネなどの小さな努力から始めてみるべきだと思う。地球の健康を守ることは私たちの健康を守ることにつながっていると思う。 |